スタートアップでよく言われるのが
泥臭く頑張る事が成功への〜〜
みたいな言葉。
事実だとは思う。
ただ真実ではないとも思う。
というのも成功しなかったら泥臭く、ではなく泥でしかないから。
成功者は過去の日々を泥臭く頑張る事の積み重ね
と表現して謙遜する。
それはこれから挑戦する人々への戒めも含めての言葉だと思う。
しかし、まだ何の結果も出していない人がその言葉を使うのも違うな、と思った。
僕は成功できず、スタートアップから逃げた言わば敗走者です。
まあ、別に僕は創業していないのでそもそもここまで言えるのか、というのはありますが笑。
まあ、一応曲がりなりにも1年半唯一のフルコミエンジニアとしてWebからモバイルアプリまで面倒をみたので多少は許されるでしょう。
そんな僕からすれば、成功を信じて目指しコードを書き続けたあの日々を、あの時間を泥臭く頑張る事の積み重ね
と形容することはできません。
何しろ、結果がまるで出ませんでしたから。
最大4人いたのも1人辞め、また1人辞め、最後に残った僕もメンタルを崩して辞めました。
もちろん、現時点で語るのは時期尚早というのも事実でしょう。
しかし、現時点で何らかのトラクションが出ていないのも厳然たる事実です。
成果至上主義のこの業界で何も為し得ていないのに自分はこれだけ頑張りました
と自分で語るのはあまりに厚顔無恥な事ではないかと今は思っています。
ですから、僕はこれからも自ら誰かにスタートアップにいた時の事を語ることはないでしょう。
しかし、どこかでこの事実と正面から対峙し、認めざるを得ない日が来るのだろうな、とも思っています。
その時は自分の言葉で正しく、1ミリも美化せず伝えられればと思います。